『BRUTUS 6月1日号』
BRUTUS (ブルータス) 2011年 6/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/05/16
- メディア: 雑誌
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続いての記事は「なぜ、京都の〈恵文社一乗寺店〉は、わざわざ全国から客が訪れる本屋なのか?」。店内の写真に見入ってしまう。もはや本屋そのものが出版物である。面陳(表紙を見せる陳列)と棚刺し(背表紙を見せる陳列)の絶妙な組み合わせ、新刊と古書、文庫本と単行本の並列など、見開き3ページだけで15分ほどかけて、なめるように見てしまった。
それ以降の記事もとても面白いのだが、さらに「この100ジャンルに強い100書店」という別刷りの綴じ込み付録がついている。嶋浩一郎氏と内沼晋太郎氏の「まだまだあります、一度は行きたい名書店」という対談も適切。
読みすすめるにつれ、3軒の特色ある書店を有する下北沢に、自前の本屋を開いてしまいたくなる衝動にかられてしまう。身近に本選びの達人たちもいるし、自分の生活圏だしなど、妄想がやけに具体的で怖い。