アップルとNHK (Facebookからの転載)

【アップルの品質、日本の品質】

孫泰蔵さんのツイート「米国で500ドルのiPhoneの部品や組立コストの国別。1位日本$61、2位ドイツ$30、3位韓国$23、4位米国$11、5位中国$7、その他$48、Appleの粗利は321$。このことの示唆は多い」

ほとんど知られていないのだが、iPhone4がほかのガラケーやスマフォに比べ、高品質に見える理由は日本の技術だ。じつは筺体(きょうたい)=フレームが大量生産のプレスではなく、1点1点「切り出し」で作られている。いわば手作りなのである。そのためにAppleFANUCのタッピングマシン「ロボドリル」を5000台以上も買っているのだ。

FANUCは日本の電器メーカーにプレスではなく、この切り出し法を提案したようなのだが、ことごとくコストを理由に断られた。Appleだけが品質にこだわったのである。日本の品質神話は消費者に見えないとことで、じつは過去のものになりつつある。

ロボドリルの動画
http://bit.ly/j011Ma
東洋経済記事
http://bit.ly/kwjWo3
モーニングスター記事
http://bit.ly/jLhbGl


NHKと読書のトレードオフ

ツイッタで「この4月からNHKがメチャクチャ面白くなったと思う。(中略)史上まれなる組織的クリエーティブを見てるのかもしれないとすら思う。」と呟いたところ、NHKディレクターで作家の高木徹さんから「何見てるの?」という内容の問いが、返答をまとめます。

新番組「サラメシ」「仕事ハッケン伝」「タイムスクープハンター」「ディープピープル」が面白い。HV特集、ETV特集は7割は観る。シブい系で「トラッドジャパン」「猫のしっぽ、カエルの手」「Jブンガク」も観る。継続番組の「ワンダーXワンダー」「コズミックフロント」もつい観てしまう。美術番組全部「日曜美術館」「極上美の饗宴」も素晴らしい。

大河ドラマは10年11年ともに視聴せず。最近の大河ドラマは実写版マンガと認識してます。「にっぽんの芸能」だけはがっかり。キャスティングも内容もがっかり。

FBフレンズからは
クライマーズ・ハイ」「白洲次郎」「ハゲタカ」等のドラマも面白い(鈴木さん)
ETVの「ETV0655」「ETV2355」も面白い(河原さん、藤本さん)
1歳の息子と「デザインあ」にくぎ付け(北間さん)
「知られざる在外秘宝」も面白かった(高橋さん)
終わっちゃった「ブラタモリ」と「ヤマノミ」「ピタゴラスイッチ」「みいつけた」(柳瀬さん)
祝女」「サラリーマンNEO」など20年前のNHKでは考えられない(渡邊さん)

ちなみに紹介しているのは高木徹さんの1作目『戦広告争代理店』(講談社ノンフィクション賞新潮ドキュメント賞をW受賞作品)。2作目の『大仏破壊』も秀作