「文藝春秋」2月号 


1月8日発売の2月号巻頭グラビアに登場した。第284回「小さな大物」である。最近ではすっかり「大きな小者」になってしまったので、嬉しかった。同月号には小特集「海老蔵は極悪人か」にも寄稿している。タイトルは「『酒飲み5戒』を贈る」だ。大石内蔵助が残した言葉を海老蔵に贈ろうという小文である。

同時に2本掲載されたと小躍りしていたら、篠山紀信が3本だった。「日本の顔」と、福田和也との対談と、巻頭のヌードグラビアである。やはり68才で家宅捜索されただけのことはある。この家宅捜索は路上でヌード撮影をしたとされる公然わいせつ事件捜査だった。

ライブドア事件以降、知名度の高い人物を上げることでの一罰百戒、いわば「有名人特別警察」的な動きが目立ってきているようにみえる。思想警察かと思えばさにあらず、どちらかというとアサヒ芸能的な匂いがするので、批判勢力も力が抜けてしまう。