Junkers J1 Wingnut Wings 製作記 3


本体の塗装を始めるまえに、サーフェイサーを吹く。サーフェイサーは下地色の隠蔽、表面仕上げの準備、塗料の食いつきを良くする、という3つの働きをもつ下地材のことだ。サーフェイサーを吹いてみると、サンドペーパーをかけるべき部分が良く判る。すでに完成しているコックピットなどはマスキングしておく。

GSIクレオス Mr.サーフェーサー 1000 徳用 スプレー 170ml ホビー用仕上材 B519

GSIクレオス Mr.サーフェーサー 1000 徳用 スプレー 170ml ホビー用仕上材 B519


スプレー式のサーフェイサーを使ったので、モデルを手に持った状態で、エイヤと吹きかけるだけだ。今朝は天気が良かったのでこの作業を行ったのだが、やたら風が強かったため、サーフェイサーのミストがあらぬところに飛んでいき勿体なかった。


サーフェイサーが乾くまでのあいだ、組み立て開始から2ヶ月もたっているハンビーの工作を再開した。本来は塗装しながら組み立てなければならないのだが、透明パーツを除き最後まで組み立ててしまうつもりだ。出来上がったら、全体につや消しのスプレーをかけ、簡単なウェザリングをしておしまいにする。いかにパーツをキレイに切り出して接着するかというゲームを楽しんでいるのだ。接着はすべて流し込み接着剤で行い、原則として接着後の加工はしないというルールだ。

真剣なプラモデルファンからは怒られてしまうかもしれないが、これもプラモの楽しみだ。プラモメーカーやプラモ雑誌の人たちは、精緻を極めた作り方だけでなく、簡単にプラモ作って楽しむ方法も提案をするべきだと思う。それにしてもこのキットはじつに良くできていて組み立てが楽しい。部品はきっちりとはまるし、ディテールが美しい。