『毛沢東の大飢饉』を読みはじめた理由
毛沢東の大飢饉 史上最も悲惨で破壊的な人災 1958?1962
- 作者: フランク・ディケーター,中川治子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 単行本
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しかし、中国はその事故から学ぶという先進国の常識をまったく知らなかったのだ。事故から学ぶことができない国の製品が売れるわけがない。報道では国内メディアやSNSの怒りに政府が対応したというようなことになっているが、中国製品の信頼が失われるということに政府は気づき、温家宝首相を現場に送り事故原因究明を約させたのであろう。
ともあれ、この摩訶不思議な現代中国建国の父は間違いなく毛沢東だ。その毛沢東が行ったのが「大躍進」だ。現代中国人の刹那主義は古来からではないと思う。どこかに発端があるのだ。そこで、今月新刊の本書を読み始めたのだが、じつに凄まじい。いやはやスゴイ。とんでもない。本書の書評はまた別に書く。