イタリアを魚眼レンズで旅してみる

旅行に行くときには、Canonの1眼レフ5DMark2に、15㎜という魚眼レンズをつけたものを担いでいく。魚眼である理由は画角が大きいこともあるのだが、動画カメラではけっして使うことができないレンズであるからだ。魚眼レンズをつけた動画をパンすると、周辺の歪がきつすぎて見にくいことこの上ないはずだ。つまり、テレビでは見ることのできない、自分だけの画像を撮れるのである。

清掃車:ローマの清掃車はキレイだ。清掃員も超イケメン。このような作業車や制服を着た人は、どの国でも見つけ次第に撮っている。その国らしさが、規格化されたモノに突出してあらわれるのだ。

雑貨屋さん1:魚眼効果で店頭だけでなく、奥の路地までみることができる。イタリアなのだが、アラン・ドロンとかが歩いてでてきそうだ。

時計修理店のディスプレー:古くからの修理店のようだが客は入っていなかった。店頭のディスプレーも物入れ代りに使っているようなのだが、良くみるとまるでアートのようだ。

迷子さがし:使っている写真が素晴らしすぎる。白黒コピー機しかなかったのであろうが、振り向いた犬の表情とマッチしている。早く見つけてくれよと言っているようだ。

マスク:街頭ディスプレーである。マスカレードはヴェネチアのカーニバルが有名だけれど、なにしろ3月だからまだ暗くて寒い。このような色温度が高い、すなわち青っぽい色が似あう。

リストランテ4代目:フィレンツェにある「Ciro&Sons」というリストランテである。画面の左下に写っている4代目の子供たちが入口あたりを走り回っている。魚眼レンズで撮っているので、この子は自分が写っていることに気が付いていないのだ。ちなみにこの子は写真以上に可愛いのだ。