「本のキュレータ勉強会」第1回 忘備メモ

1月19日、第1回「本のキュレータ勉強会」が行われました。オリエンテーションと参加者が最近読んだ本の紹介でたっぷり2時間楽しみました。以下は忘備メモです。次回は2月2日。

『信長革命』

信長革命 「安土幕府」の衝撃 (角川選書)

信長革命 「安土幕府」の衝撃 (角川選書)

文芸の編集者が選書部門に異動してつくった本。そのためタイトルも装丁も選書らしくなく斬新。著者は学者だが、期待以上に面白いと推薦あり。


『純減団体』

純減団体-人口、生産、消費の同時空洞化とその未来

純減団体-人口、生産、消費の同時空洞化とその未来

著者のこだわりに感心すると推薦あり。白黒の図版にQRコードが付属していて、そこにアクセスすると著者作成のカラー図版を参照できる仕掛け。たしかに面白い。


『くう・ねる・のぐそ』

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

話は「キノコ学者はじつに面白い人が多いよね」と飛ぶ。その代表例が本書。数人からの推薦あり。計画的な「のぐそ」のたれかたなど、中身の話におよび盛り上がる。


『ぼくは猟師になった』

ぼくは猟師になった

ぼくは猟師になった

連想で高学歴本格猟師の本書が紹介される。猟師になりたい人のマニュアルともいえる本。


虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

東えりか氏より、この勉強会はノンフィクションをテーマにするが、各回1冊小説を紹介すると宣言あり。勉強会唯一の女性にして色物担当というべきか。


『ハーモニー』

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

虐殺器官』と同じ作家の作品。あまりに早い死を惜しむ声複数。いまSFはもっとも文学らしい文学かもしれないとの声あり。


『装丁問答』

装丁問答 (朝日新書)

装丁問答 (朝日新書)

本を読み始めると装丁にまで興味が及ぶ。タイミングよく出版された本。


『印刷に恋して』

印刷に恋して

印刷に恋して

装丁からさらに印刷にまで興味が及ぶと本書に至る。本文はもちろん、イラストも秀逸。


『世界屠畜紀行』

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行

『印刷に恋して』のイラストレータが書いた本。よくできた本であると評価が高かった。


『闘うウィルスバスターズ』

闘う! ウイルス・バスターズ 最先端医学からの挑戦 (朝日新書)

闘う! ウイルス・バスターズ 最先端医学からの挑戦 (朝日新書)

参加者による本格書評 http://bit.ly/fmfkWI


その他、参加者がいま読んでいる本は以下に。この勉強会に参加しつづけると本代だけで大変なことになりそうだとの懸念多数。このままでは「本のキュレータ勉強会」ではなく「本屋の肥やし会」になりそうである。26日は課題図書の書評UP期日です。



『バッハの暗号』

バッハの暗号 数と創造の秘密

バッハの暗号 数と創造の秘密

『怖い絵』

怖い絵

怖い絵

パチンコがアニメだらけになった理由

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

封印作品の憂鬱』

封印作品の憂鬱

封印作品の憂鬱