『偽装農家』
偽装農家―たちまちわかる最新時事解説 (家族で読めるfamily book series)
- 作者: 神門善久
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
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食卓からマグロが消える日 (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)
- 作者: 良永知義
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: 単行本
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エネルギー革命 メタンハイドレート (家族で読める family book series 003) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)
- 作者: 松本良
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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グーグルが本を殺す (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)
- 作者: 竹内一正
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/09/12
- メディア: 単行本
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薄い本なのであまり中身を紹介しにくい。まずは各章とその章中で目立つ項目を、コメント付きで目次から抜粋してみよう。
1.食糧自給率の空騒ぎ
−食糧自給率向上で国家は破滅(ひゃ−)
−戦後60年以上、穀物価格が下落傾向にある(そうなのかぁ)
−肥える先進国と飢える途上国(うん、これは大問題だと思う)
2.農家に都合の悪い事実
−農業ブームの胡散臭さ(うーん、長期的にはいけてると思うけど)
−消費者のモンスター化(ついでに高齢化も)
3.偽装農家の現実
−片手間でできる米作り(事実です)
−農地の価値が10倍、100倍に(そうなのかぁ)
4.違法転用を黙認するメカニズム
−都市計画が滅茶苦茶な日本(本当にそう思います)
−農水省のホンネは耕作放棄と転用の促進 (いくらなんでも)
5.偽装農家をなくすための提言
−「平成検地」を実行せよ(同意)
−「まことちゃんハウス」の問題(見にいきました。派手でした)
6.思い切って農地を減らす
−日本の農業に未来はあるか(ないことはないと思う)
−外国人の就農(良いアイディアかもしれません)
ついでながら、片手間でできる米作りについては事実だと思う。友人の元官僚から聞いたのだが、本人の実家は特定郵便局で米作農家だというのだ。そりゃご両親忙しいねと聞くと、いや米作りだから電話一本で田植えから収穫までJAから人が来てやってくれるんだよね、と笑っていた。
ともあれ、この本の著者は『日本の食と農』も出版している。これも非常に良い本で、サントリー学芸賞とBizTech図書賞を受賞している。ちなみにボクはBizTech図書賞の審査員を仰せつかっており、この本に一票入れている。
- 作者: 神門善久
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 単行本
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