『ノモ研』 プラモデル作り入門

ノモ研 1 増補改訂版 (ホビージャパンMOOK 227)

ノモ研 1 増補改訂版 (ホビージャパンMOOK 227)

まずはプラモデル作りの入門書『NOMOKEN』をご紹介しよう。プラモデル製作用として売られているほとんどの工具や塗料などが網羅されている。テクニックも単なるパーツの切り出しからエアーブラシの高度な手法まで全く不足はない。プラモデル製作の百科辞典ともいうべき本だ。

タミヤ クラフトツールシリーズ No.45 モデラーズニッパー

タミヤ クラフトツールシリーズ No.45 モデラーズニッパー

タミヤ クラフトツール デザインナイフ 74020

タミヤ クラフトツール デザインナイフ 74020

タミヤセメント 流し込みタイプ (模型用接着剤) 87038

タミヤセメント 流し込みタイプ (模型用接着剤) 87038

プラモデル作りに必要な道具は、部品を切り出すためのプラモデル用ニッパーとモデルナイフ、プラモデル用接着剤と流し込みタイプの接着剤、耐水ペーパー(紙やすり)などだ。これだけあればプラモデルをとりあえず組み立てるだけはできる。ピンセットもあれば便利だが、これだけは良いものを用意するべきだ。

じつはプラモデル製作でメインとなるのは塗装である。塗装にはキットで指定された10色−20色の塗料と薄め液、筆が必須である。筆塗りだけで作品を作るプロもいるくらいなので、入門用にはこれでOKであろう。初心者は水で洗い流すことができるアクリル塗料がよいだろう。

とはいえ、より高度な塗装にはエアーブラシが欲しい。ハンドピースは最初からダブルアクションタイプにしたほうが、結局は安上がりだ。コンプレッサーは安いものでも良いかもしれない。缶スプレーでも代用可能だが、エアーブラシでも缶スプレーでも必須になるのは塗装したくないところを保護するためのマスキングテープだ。

ガンダムのプラモデルなどは完成品が20万円から100万円で取引されることもある。もちろんプロやセミプロの製作者が存在する。プラモデルをジャンルに分けると「船舶」「AFV」「飛行機」「自動車」「ガンプラ」などであろうか。

ハセガワ 1/350 日本海軍 日本海軍 戦艦 長門 レイテ沖海戦 プラモデル 40073

ハセガワ 1/350 日本海軍 日本海軍 戦艦 長門 レイテ沖海戦 プラモデル 40073

船舶は主に1/350か1/700の戦艦などだ。エッチングパーツを使ったりして、精密な工作を楽しむことができる。手先が器用であることが要求される。キットの価格はもっとも高い。

AFVとは装甲戦闘車両の略で戦車などの総称である。泥汚れなどを施してリアル感を追求することが多い。戦闘シーンのジオラマ作りも人気だ。

飛行機は複葉機第二次世界大戦機、現代機などに分かれる。実機を模するため、同じ形式の飛行機でも多くのバージョンを作って楽しむことができる。

自動車はほとんどが現代車だ。光沢のある塗装をきっちり行う楽しみがあるようだ。ガンプラとはガンダム・プラモデルの略でロボット系のプラモデルの総称だ。

工具や塗料などが揃っていれば、入門用の1000円代で買えるプラモでも半月は楽しめる。もっとも安い趣味の1つかもしれない。