Dinah Sings Previn Plays
- アーティスト: ダイナ・ショア,アンドレ・プレヴィン,レッド・ミッチェル,フランク・キャップ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/01/24
- メディア: CD
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じつはこの時の演奏が、私がスタンダードとオーディオに浸かりこむきっかけであったりする。このコンサートの感動を自宅でも味わいたくて、その後オーディオ機器を取っ換え引っ換えするようになってしまったし、あるアンプに換えたことによって、いつの間にかスタンダードやJAZZを聴くことが増えていったのである。レコードに浸かりこむきっかけは別にあるのだが、それは後日改めて。
フリードリヒ・グルダのように、JAZZをクラシック同様に嗜むピアニストもいるが、ウエストコーストのJAZZピアニストからクラシックの指揮者になった人もいる。アンドレ・プレヴィン。私はこの人が指揮棒を振るウィーン・フィルが好きだ。今では指揮者稼業の傍らでリラックスしたスタンダードジャズのCDを出したりしている。私は彼から多くのスタンダードの名曲を教えてもらっていたので、JAZZを聴き始めて暫くは、ジャズ・ピアニストのアンドレ・プレヴィンが、私の好きな指揮者 Andre Previn だったことに気付かずにいたのである。気付いたときもじつは半信半疑だったりしたのだが。
私は彼の気高いピアノ・トリオでの演奏は勿論好きだが、そっと寄り添うような歌伴での演奏に、たまらないせつなさと心地よさを感じる。ここではDinah Shore/Dinah Sings Previn Playsを紹介しよう。このレコードはCAPITOLレーベルからリリースされた名盤だが、他にも何枚かの歌伴ものがある。特にCOLUMBIAからリリースされたDoris Day and Andre Previn/Duetはお薦めしたい。
(JHS-JAZZ 山田)