新秋九月大歌舞伎・夜の部

ブログを始めて半月もたたないうちに更新が止まってしまった。じつはテレビゲームのモンスターハンターポータブル2Gにはまっていたのである。村で受けれるクエストのレベル2まで終わった。遊び方を覚えたという程度であろうか。この一週間のプレー時間は36時間である。



ゲーム三昧の一週間だったけれど、歌舞伎も忘れずに行ってきた。新橋演舞場の夜の部である。だしものは「加賀見山旧錦絵」と「かさね」だ。時蔵はもちろん立女形で文句のつけようがないのだが、亀治郎がじつに素晴らしかった。亀治郎は昨年のNHK大河ドラマ風林火山」で武田信玄を演じていた役者だ。しかし本来は女形、今回は主人一途で利発な女中の役を演じていた。

「かさね」は海老蔵亀治郎の舞踊だ。ストーリーは舞踊としては異様である。新聞記事風に書くと「かさねさん(23)死亡と久保田金五郎(30)元公務員は異性関係にあったが、久保田がかさねさんの母親とも異性関係にあったことが発覚、さらに久保田はかさねさんの父親を殺害して逃走していたところ、かさねさんと遭遇し殺したものとみられる。」

この「かさね」も素晴らしかった。海老蔵がかっこいいのなんの。亀治郎の踊りがうまいのなんの。清元連中もさすが名曲でのっていたように思う。千秋楽まで2週間ないけれど、もう一回見に行ってもよいかもしれない舞台だった。