2月の第2部は近松門左衛門の「大経師昔暦」だった。ストーリーは近松おなじみのどろどろものである。思わぬ次第で京の大商家の女房と手代が肌を触れ合うことになり、やがて女中も巻き込みながら死ぬことになる悲劇だ。3段構成で真ん中の「岡崎村梅龍内の段」…
3月大歌舞伎の切符が届いた。歌舞伎座の大千秋楽が近づいてきたことをひしひしと感じさせるタトウに仕上がっている。表は金銀に彩られた、竹林に雀と春を待つ筍、裏は菜の花に雀と雨上がりの虹だ。いよいよ「御名残三月大歌舞伎」である。配役は激しく豪華。…
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